タミヤ「モデラーズナイフ」レビュー このエントリーをはてなブックマークに追加

ツールレビュー、今回はプラモ製作の定番アイテム、タミヤのモデラーズナイフをレビュー
内容としては今までにナイフを使った製作法のまとめ+αです

ちなみに普段「デザインナイフ」と記載している物は大抵このモデラーズナイフのことです
レビュー タミヤナイフ トップ


使用法

さっそく、その使用法について
ナイフの使用法は決まりきったものがあるわけではないのですが、
参考までに自分の使用法を紹介します

切断
刃物は基本的に、刃を上下に押したり引いたりすると良く切れます
ですが、薄刃ナイフで同じことをしてしまうと力加減が難しく、
刃が滑ってパーツをえぐってしまったり、手を切ってしまったりしがちです
ですので、
レビュー タミヤナイフ 5(00基本製作記「ゲート処理編」より
右手でナイフを持ち、左手親指で刃を押すようにします
ナイフに対して垂直に押すことで、ナイフの角度を利用して切ることができます
(要するに「刃の角度を利用しながら押す」ということです

RGS 製作1 足3(RG「ストライク」製作レポートより
基本的に押して切りますが、刃が入りにくい場合には手前に引いて切る様な場合もあります
手前に引くと力が入りにくく、意外と刃が滑る様な事はありません
切れにくい場合には刃をゆっくりと上(下)に引くと良く切れます

RGS 製作1 頭2(RG「ストライク」製作レポートより
厚さ1mmくらいまでは押し切る様な事も可能です
ただし、刃を傷めない様にカッターマットの上で切りましょう

カンナ掛け
続いてカンナ掛け
00 シャープ化 カンナレビュー タミヤナイフ 6
カンナがけは、デザインナイフの刃の面を切削面に当てて、刃を立てたまま削っていきます
刃を立てれば立てるほどよく削れますが、90度以上傾けてしまうとプラに食い込んでしまうので、
進行方向に対して45~90度くらい傾け、プラに軽く当ててあげると、安定して削れます
カンナのように薄皮一枚剥ぐように削ることが出来ます
カンナ削りともいいます(00基本製作記「シャープ化編」より
カンナ掛けの真骨頂はエッジ出しの様な、細い面を出せることにあります

スジボリ
ナイフの刃の表裏を使うことでスジボリすることもできます
00 スジボリ 基本5
セロテープを直線のガイドとして使用します
ナイフの刃を使うと直線になりやすいので、ガイドはなくてもいいです

00 スジボリ 基本6
ナイフの先を使って、少しだけ傷をつける程度にナイフを当てます
多少はみ出してしまっても後の処理で傷は埋めることが出来るので、神経質になる必要はなく、
ある程度はみ出すくらいに当てた方が効率よく進みます

00 スジボリ 図2
デザインナイフやケガキ針(スクライバー)を使用してスジ彫りをすると、図のようにV字型になります
このV字モールドは塗装時に埋まり易く、スミ入れなどの表現に少々不向きです
深く彫ることで埋まりにくくすることも可能ですが…
深く彫ろうとすると、モールドの幅が大きくなってしまいがちです

00 スジボリ 基本700 スジボリ 図3
仕上げにデザインナイフの背を使い、凹型にしていきます
軽く、何度かなぞるように刃を当てます
モールド幅は、だいたい0.1mmくらいになります

00 スジボリ 基本200 スジボリ 基本3
2㎜以上の幅のモールドを彫る際には刃をV字に入れ、その溝をやすり掛けして整えます

直線のモールドはこの方法でスジボリすることができますが、
デザインナイフの刃はひねる様な力に弱く(後述)、曲線のスジ彫りには不向きです
その他のスジボリの方法は基本製作記「スジボリ編」をご覧ください(画像は本編より転載)


注意点・他

使用上の注意
モデラーズナイフの利点は、刃の先端の鋭さにあります
ですが、
レビュー タミヤナイフ 1
先端はひねる様な横からの力に弱く、溝の様なものにちょっと傾けてしまうと…

レビュー タミヤナイフ 2
簡単に先端が折れてしまいます
使用時には刃に対して、進行方向は水平、あるいは垂直になるようにします

廃棄・交換
レビュー タミヤナイフ 3
使用しなくなった刃は、替え刃ケースの溝に放り込みます
交換のタイミングとしては、先ほどの様に先端がかけてしまった様な場合、
あるいは、ただ押しただけでは切れなくなった様な場合でしょうか

レビュー タミヤナイフ 4
ちなみに、刃の保持が悪くなった様な場合には、マスキングテープなどを巻いて調整します
何気にこいつとも長い付き合いです



タミヤモデラーズナイフでした
「ただまとめるだけ~」なんて軽く考えていたんですが…、
今まで意外と使用法そのものには触れてなかったんですね
今回、取り上げられなかった使用法もあると思うので、
おそらくちょいちょい再編集することになると思います



ツールレビューぷち

最近はモデラーズナイフPROも使い始めました
モデラーズナイフPROは、通常のモデラーズナイフより先端が鋭く刃の大きいしっかりした作りになっています
ですが、大振りで鋭い刃というのは慣れるまで結構怖いです(実は今でもちょっと怖いです)
初めて使うナイフは小ぶりな通常のモデラーズナイフをお勧めします
PROを持っていても小ぶりなデザインナイフは使い勝手がいいです

tre_TMmona_p1.jpg
PROには右の3つの刃が付属しています
ちなみに通常のモデラーズナイフにPRO用の刃を取り付けるという荒業も可能です
ですが、持ち手より刃の方が大きくなり、かなり危なっかしいので刃を試す程度にとどめておきましょう



これまた近い商品でデザインナイフも使い始めました
デザインナイフはモデラーズナイフとほぼ同型の刃が一回り小さくなったものが付属します
使用感そのものはレビューしたモデラーズナイフと変わりありません

Tre_TMmona_d1.jpg
デザインナイフ、モデラーズナイフ、モデラーズナイフPROの比較
持ち手部分は同社製品でも細かな違いがあります
また刃が大きくなるにつれてつまみ部分も大きくなるので、刃が届く範囲が変わってきます

Tre_TMmona_d2.jpg
左からデザインナイフ、モデラーズナイフ、モデラーズナイフPROの刃のみの比較
デザインナイフとモデラーズナイフは刃の幅が変わるだけで先端の角度は変わりません
モデラーズナイフPROのみ先端がより鋭くなっています
ちなみに刃の厚みはすべて同じくらいで0.5mmほどです

ナイフは1種類あれば十分ではありますが、あったらあったで3種を使い分けています
やはりあると便利ですね
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質問、リクエスト募集中!
[ 2012/06/17 00:00 ] ツールレビュー | TB(0) | CM(5)

144: つくる人 追記しました (2013/10/23 22:40)

ジンクス製作記に記載していた「ツールレビューぷち」モデラーズナイフPROを、こちらにも記載しました。

内容はほぼジンクス製作記のツールレビューと同じですが、ナイフ刃の画像を追加しています。

160: つくる人 追記しました (2013/11/15 21:37)

デザインナイフを使ったスジボリ法をこちらにも記載
内容は基本製作記「スジボリ編」より抜粋

169: つくる人 追記しました (2014/01/05 21:31)

タミヤ「デザインナイフ」についてもツールレビューぷちで追記
使用感そのものはモデラーズナイフと変わらないので、形の違いをメインに記述しています

225: 通りすがりさん (2014/12/28 00:06)

「刃の保持が悪くなった様な場合には、マスキングテープなどを巻いて調整します」
に感激しました。
私が購入したものはハズレだったのか、買ったときからいくらしっかり締めてもグラグラでした。
こんなの危なくて使えねーとずっと長年眠らせていたのですが、
紹介された方法を試したらガッチリ保持!!
グラグラな製品に問題があるのは間違いないですが、
モデラーたるもの、文句言ってないで自分で工夫しなければと思いました。

226: つくる人 (2014/12/28 17:46)

記事がお役にたったようで何よりです。

記載はしていませんが、「デザインナイフ」、「モデラーズナイフPRO」は保持部分が金属製でがっちり保持できます。
「モデラーズナイフ」の仕様は価格を下げるためのものではないかと考えています。
マスキングテープによる方法は応急処置に近いので、他のナイフを試してみるのものおすすめです。

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