00基本製作記「下地塗装編」 このエントリーをはてなブックマークに追加

ダブルオー製作記10回目。ここからは塗装編、まずは下地塗装です
前回も書きましたが、サーフェイサーには、
1.塗装面の細かな傷を埋める
2.パーツ表面のチェック
3.下地の隠蔽(プラの透け防止)
4.プラと塗料を結合させる(バインダー効果)
という役割があります。
今回は後半の塗装的な部分を扱います
00 下地 トップ
今回使用の下地さん達



概要

最初はちょっとだけお勉強
「下地の隠蔽」のためのサーフェイサー(以下、サフ)というのはわかり易く、
例えば黒い下地部分には赤や黄色などの明るい色はきれいに発色しません
また、青い下地に塗った青と、白い下地に塗った青ではいつまでも同じ青になりません
ですので、「あらかじめ隠蔽力の高いサフのライトグレーで一定の色にしておく」ということです

「プラと塗料を結合させる(バインダー効果)」というのはちょっとめんどくさくて…
大雑把にいうと、「プラ(下地)への塗料の食い付きを良くする」ということです
ただし、注意点として、
1.溶剤を使って薄め過ぎると、バインダー効果がなくなる
2.塗布後、一ヶ月以上経過すると表面が酸化してしまい、これまたバインダー効果がなくなる
という点があります
ですので、
1.濃度は3倍以上薄めない。あるいは缶スプレーと筆塗りにする
2.乾燥時間は5時間以上取り、24時間以内に塗装する
とする必要があります
2.の「5時間以上、24時間以内の乾燥時間」というのは結構厳しいので…
一週間以内なら問題ないかな?という印象です

参考までに過去画像…
00 サフ ラスト
プラ板による形状変更や、黒い瞬間接着剤を使った延長を行っていますが、一定の色に統一できています

クリアパーツの下地
00 下地 基本1
また、クリアパーツはヤスリ掛けで1000番程度まで表面処理した後、
クリアーコートすることで、サフほどではないものの、ある程度の傷を埋め、塗料の食い付きを良くします

サフと同様、クリアーも缶スプレーがあると何かと便利です
なお、つや消しだと少し白く曇ったような質感になってしまうので、光沢の使用をお勧めします

“白”の下地
00 下地 基本2
白や赤、黄色などの発色を気にするパーツには、あらかじめベースホワイトの使用をお勧めします

ベースホワイト(ホワイトサフ)は簡単にいうと白いサーフェイサーです
若干、ざらついた(つや消しに近い)質感になるので、気になる方はGXカラーのクールホワイトでも代用できます

「ライトグレーとホワイトでそんなに発色が違うの?」って方はこちら↓
00 下地 基本3
左はサフの上から白を二度重ね塗り、右はサフ→ベースホワイト→白、と塗装したものです

二度塗りしても左はやや暗いままで、なかなかきれいに白が発色しません
事前にベースホワイトを塗っておいた方が、結果的に手早く済みます

「じゃあ、サフなしでベースホワイト吹けばいいんじゃないの?」って方は↓
00 下地 基本4
左はベースホワイトのみ、右はサフ→ベースホワイトの重ね塗りのカラーサンプル
プラ板が0.3mmと薄いせいもあるのですが、左は裏のメモ書きが透けてしまっています

サフのグレーには、「光の透過を遮断し、プラっぽさをなくす」という目的もあります
少々面倒でも、工作のチェックがてらにサフを吹いておきましょう


おまけ「調色編」

っと、下地についてはこんなもんなんですけど…
今回は調色でちょっと遊んだので、ここに紹介
00 下地 調色4
今回のカラーサンプル、と以下に色レシピ
青:Mr.カラーブルー+Mr.カラー蛍光ピンク(3:1)
赤:Mr.カラー蛍光ピンク+Mr.カラーレッド(2:1)
黄:Mr.カラーイエロー+Mr.カラー蛍光レッド(1:1)
今回は「蛍光カラーを使用した鮮やかな発色」をテーマとしています
蛍光カラーで調色すると、少しつや消しに近い質感になります
ロジックとしては、
青:鮮やかさと赤や黄色との調和を意識して、蛍光ピンクを使用した青紫系のカラーに
赤:アクセントとして鮮やかな発色を意識するも、ピンクを多めにして少し彩度を落とす
黄:全体から浮き過ぎないように、蛍光レッドでオレンジよりの黄色に
としています

「“青紫”なのに蛍光“レッド”ではなく、なぜ蛍光“ピンク”なの?」という方は参考までに↓
00 下地 調色1
左は蛍光レッドによる調色、右は今回使用した蛍光ピンクによる調色
Mr.カラーの蛍光レッドにはやや黄色が入っているのか、少々くすんだ様な色になってしまいます
蛍光カラーで調色する場合にはレッドよりピンクの方が赤に近いんです

続いて、ガンダムにおいて重要な白について
00 下地 調色3
青と白のカラーサンプル。白の調色は、
白:Mr.カラーホワイト+ガイアカラー蛍光ブルー+Mr.カラーブラック(9:1:少々)
白にも蛍光カラーを加えたかったので、メインの色に合わせてガイアの蛍光ブルーを使用
ブラックを極少量入れることで、隠蔽力が上がり、その他の原色系との調和も良くなります

メインとなる色は、サンプルを使ってしっかりと確認しましょう

00 下地 調色5
今回のメインカラー達
白、赤、黄色は下地にベースホワイトを使用し、青はサフのままとなっています
よーく見ると、青だけ少し曇った色になってしまっています
「蛍光カラーを使用する=下地にホワイトを使用する」と考えた方がいいかもしれません

続いてはメタリックカラーの調色
00 下地 調色2
左、メタリックグレー:Mr.カラーシルバー+Mr.カラーブラック+Mr.カラーホワイト(1:1:1)
右、メタリックブラック:Mr.カラー国鉄+Mr.カラーブラック+Mr.カラーホワイト(2:1:1)
1/100以下のスケールにラインナップされているメタリックカラーを使うと、
少々ぎらつき過ぎて違和感があるので、グレーを使ってメタリック感を抑えています

00 下地 ラスト
調色…、つい好きで塗装前にはついサンプル使って遊んでますね
プラ板を用意しておくことで、重ねて色の相性をチェックすることができます


調色編下地塗装編終了です(汗
結果として、半分くらいはカラーリングの話となりましたが、
下地がカラーに与える影響は結構大きいです

前回から塗装にはエアブラシを使用していましたが…、
次回はエアブラシ塗装編です

参考文献
カンペキ塗装ガイドDX (電撃ホビーマガジンHOW TOシリーズ)(amazonリンク)
プラモつくろう 第09回 「岩田トシオ バンダイ 1/100 MG RX-78-2ガンダムVer.Ka(YouTube)
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質問、リクエスト募集中!
[ 2011/10/17 00:00 ] 製作記 | TB(0) | CM(2)

135: u-ma_0831 質問いいですか...... (2013/10/22 22:29)

塗装(サフの前)にはペーパーがけした方がいいのでしょうか?
回答よろしくお願いします。

136: つくる人 u-ma_0831さん質問ありがとうございます (2013/10/22 23:53)

表面処理の必要性についてはジンクスの製作記で蛇足として紹介していますが…
必ずしも必要というわけではないと考えています。

確かにペーパーがけをしておけば塗料が定着しやすく、また垂れにくくもなります
ですが、ハッキリと体感できるほどではなく、丁寧に塗装すれば防げることです
全面にペーパーがけをするのは時間もかかりますので、こだわりの領域ではないでしょうか

ジンクスの製作記は基本製作の短縮版として蛇足も含みつつ紹介しているので、
こちらもご覧になると参考になるかもしれません
製作記はこちらから→http://plamotukuruyo.blog65.fc2.com/blog-entry-116.html
似たような話でサフの必要性についても紹介しています

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