00基本製作記「エッジ出し(下地処理)編」 このエントリーをはてなブックマークに追加

ダブルオーガンダム基本工作も終盤、下地処理とエッジ出しです
下地処理とは、塗装面をヤスリがけなどで整えておき、塗料の食い付きを良くすることです
サーフェイサーを吹くところまで含む場合もあります
エッジ出し(C面出し)は、金型の都合で丸みを帯びてしまった面を直線的な面にすることです
丸みは特にガンプラに顕著です
いうなれば面のシャープ化で、実際にシャープ化で使う技術も登場します
工程の都合上、下地処理をするとエッジがだるくなるので、まとめて紹介します
00 エッジ トップ
今回、エッジ出し編ハイライト


エッジ出し、下地処理の基本

まずは基本となる下地処理、エッジ出しから
(今回、わかりやすいパーツは全て終わってしまっていたので、通常カラーの00を使用)
00 エッジ 基本1
わかりやすいようにサフを吹いて進めていきます

00 エッジ 基本2
台紙を使って軽くヤスリがけした状態
キットのパーツは平面に見えて、微妙な凹凸があります
これが平面になるように、下地処理していきます

下地処理
00 エッジ 基本4
平面の台紙を使って400番でヤスリ掛け
広い面を優先してヤスリ掛けするとやりやすいです

00 エッジ 基本500 エッジ 基本6
全面に施していきます。この時点では角の細かい部分(C面)は削らないでおきます

00 エッジ 基本700 エッジ 基本8
続いて、600番でヤスリ掛けします。この段階までは下地処理です
ここで終えてもいいのですが、ちょっと上級テクニック、エッジ出しへと進みます

エッジ出し
00 エッジ 基本10
角にカンナ掛けをして、エッジを強調します
カンナ掛け自体は先回のシャープ化で解説しましたが、
カンナの真骨頂は、こうした直線的な細い面を薄皮一枚剥ぐように削ることです

00 エッジ 基本11
線がよれた(曲がった)場合には、広い面の方を600番で軽くヤスリ掛けして、再度エッジ出しします

00 エッジ 基本1200 エッジ 基本13
サイド完了。これを全てのエッジに施していきます
端に残る角の部分はそのままでもいいのですが、600番を少し当てておきます

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エッジ出しをする前のパーツ(画像左)と比較。
面と面との角が角張り、よりシャープな印象になりました
とはいえ塗装してしまうとどうしても丸みを帯びてしまうので…、こだわりの域かもしれません

ちなみに曲面の場合、広い面は台紙なしでヤスリ掛けして、C面のみカンナ掛けするのですが…
00 エッジ 基本16
参考までに、曲面の下地処理にはモーターツールが便利です
スジボリ堂のヤスリボールか、刀ツールズのソフトポリッシャーを使うことで、効率良く下地処理ができます
画像はスジボリ堂の「静芯」+「ヤスリボール(中目)」を使用。やはり良い物は良いんですが…
もともとプラモにそれほど高回転なルーターは必要ないので、ホビー用ルーターでも十分に機能します

続いて、ちょっと厄介な下地処理について


パーティングラインの処理

00 エッジ ライン1
キットには、成型の都合で出来てしまう凸型の線、パーティングラインがあります
それを無くしていきます

00 エッジ ライン2
パーティングラインに沿って、カンナ掛けしていきます
曲面、平面を問わず、これが一番手っ取り早い方法です

00 エッジ ライン3
基本的に前述の下地同様にヤスリ掛けで進めていきます
最初からヤスリでもいいのですが、大きなパーティングラインがあるとヤスリが斜めに当たってしまいがちです

00 エッジ ライン300 エッジ ライン5
400番→600番と仕上げていきます
この後は先述のエッジ出しと同じです


“ヒケ”の処理

続いてはヒケの処理です
00 エッジ ヒケ1
GNソードIIIの装甲部分
平面のように見えますが、軽くヤスリ掛けすると、微妙にへこんだ所(ヒケ)が存在します
このくらいの場合、通常の下地処理でも十分に平面化できる程度なのですが…
今回は参考のために埋め作業をしていきます

瞬間接着剤を使ったヒケ処理
00 エッジ ヒケ2
瞬間接着剤でちょんちょんと水たまりを埋めるようにして、
瞬着硬化スプレーをシュッとひと吹きして硬化させます
以降は通常の下地処理同様、平面化していきます

パテを使ったヒケ処理
反対側は比較用にポリパテを使います
00 エッジ ヒケ4
硬化剤を加えて、よく混ぜます。
こまでは、いつものもっさりポリパテです

00 エッジ ヒケ5
ラッカー溶剤を加えて濃度を調整します(画像の物で30%くらい添加しています)
溶剤分を多くすると、そのぶん硬化が遅くなり、パテのヒケも大きくなります

00 エッジ ヒケ6
ムラがなくなるまで良く混ぜてとろとろにします
ヒケ処理用と割り切るならもっとさらさらでも問題ないです

00 エッジ ヒケ7
今回は粘度が高めなので、ぺろーんとやや塗り広げるようにします
ラッカー塗装の乾燥に必要な時間+ポリパテの硬化時間なので…
だいたい2時間くらい乾燥させます

00 エッジ ヒケ8
平面化して、左:ポリパテ、右:瞬間接着剤で比較
ポリパテの場合、その特性上、黄色い傷跡のようなものが残ってしまいます
サフを吹くことでなくなる程度のものですが、塗装が必須となります
瞬間接着剤の場合、透明なのでサフなしでも目立ちません
基本的には瞬間接着剤の方がおすすめですね


おまけ(形状変更)

最後はちょっとした形状変更レベルのエッジ出し
00 エッジ 形状1
削る範囲を決めて、油性ペンで線を引きます
上面はちゃんと測って6mmの所に線を引いていますが、
下側はプラとパテの境目に線を引いているだけです
前回の肉抜き埋めには、このための「裏打ち」の意味合いもあります

00 エッジ 形状2
保護できる部分はマスキングテープなどで保護しておきます

00 エッジ 形状300 エッジ 形状5
粗めでヤスリ掛けして、台紙が面で当たるようになるまで平面化します

00 エッジ ヒケ6
左右見比べて、線が同じ太さになるように調整しましょう
調整後、エッジ出しして仕上げます

00 エッジ 形状7
GNドライブとの接続部分のカーブが、エッジの利いた直線的なラインになりました
似たような形状変更として、腰の接続部分辺りを内側に削り込んでいます


00 エッジ ラスト
エッジ出し終了です
削り込みでよりシャープに、よりゴツゴツしたシルエットになりました

もともとは「下地処理するとエッジがだれるよね?」ってことでエッジ出しまでやってみたんですが…
頭からつま先まで、線の一本に至るまで魂を吹き込むようでなかなか楽しいですね

次回は…
ちょっとだけ改造編です

参考文献
プラモつくろう 第12回 「空山竜司 バンダイ 1/100 MG RX-178ガンダムMk-Ⅱティターンズ(YouTube)
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[ 2011/09/04 00:00 ] 製作記 | TB(0) | CM(0)

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