PGユニコーン製作記「表面処理編」 このエントリーをはてなブックマークに追加

今回はなんとなく紹介していたパーツ全般の表面処理、「やすり掛け」を詳しく紹介していきます

やすり掛けについては基本製作などで特集し、今までちょいちょい紹介していたのですが、
気が付けばずいぶんとやり方が変わっていたので、今回は今のやり方を紹介していきます

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やすり掛けツール

当て木(タイラー)
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先回でも紹介しましたが、やすり掛け用に1mmプラバンと5mmプラ棒で当て木を自作
25mmの正方形に切り出したプラバンに5mmのプラ棒を2つ重ねて接着し、持ち手をつけています
ペーパーとの接着面にはセロハンテープを貼っておいて、両面テープによる付け外しを楽にしています

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用途に合わせて小型のものも自作
接着面のテープはマスキングテープでも代用できます

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やすりは両面テープで貼り付け、当て木に合わせてカットして使います
事前に当て木の大きさに合わせてペーパーを切っておくと、楽に付け替えられます

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やすりは使いやすい大きさに切り分けて、番目ごとに小分けしています
サイズは大体25mm×25mmで、この大きさになったのはなんとなく使いやすかったからです

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貼り付けたやすりは角を少し曲げて、角が当たることによる“欠け”を防止しています


その他
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また、最近はやすり掛けの時には傍らに水、スポンジ、キッチンペーパー、濡れクロスを用意しています

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やすりに削りカスがたまったらスポンジと水で落とします
水を使うことでカスを落としやすくなり、粉塵も舞いにくくなります

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ペーパーの白い曇りも、スパッと落とします
ちなみに、右の画像くらいまで研磨剤がなくなって黒くなったらペーパーを交換しています

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また、落としにくいへばりついたパテは、歯ブラシを使って落とします
こちらも粉塵が舞わないように水を使っています

なお、錆の原因になるため、金属やすりには水は厳禁です
当て木の自作も含めてペーパーならではのテクニックといえます


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また、やすりを頻繁に交換する場合には、どこかに貼り付けておくことである程度の使い回しがききます
当て木を大量に作ってもいいのですが、こっちのほうがお手軽です


表面処理実践

では今回紹介したツールを踏まえて表面処理を改めて紹介していきます

スジボリ、パーツ追加
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(PGユニコーン製作記「腰・リベット基本編」より)
まずはパーツ追加、スジボリの追加、掘り直しなどの加工をしていきます
詳しくは先回の製作記を参照
スジボリについて詳しくは基本製作を参考にしてください(→00基本製作記「スジボリ編」)


やすり掛け
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プラパーツの表面は一見、平面に見えても“ヒケ”による凹凸があります
この凹凸をやすり掛けで平面にしていきます

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先ほど紹介した当て木を使って平面にしていきます
きれいに平面化するコツは、パーツに当てる力を弱くし、平行に動かすことです
持ち手を付けた当て木を用意することで力加減が楽にでき、平面化しやすくなります

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削りカスがついていると凹凸を把握しにくいので、濡れクロスで拭きながらチェックします
やすりについた削りカスと同じで、少し水を含むことで楽に削りカスを落とすことができます

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400番のやすりで平面にして画像の通り

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さらに600番のやすりで整えてひとまずやすり掛け完了です
(加工パーツはPGユニコーン製作記「バズーカ編」より)


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ディテールをなくしかねない大きなヒケは瞬間接着剤で埋めます
例によって硬化スプレーも併用

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仕上がりは画像の通り
(パーツはPGユニコーン製作記「足編」よりかかとパーツ)


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表面に凹凸があるのはクリアパーツでも同様です
こちらはより丁寧に表面処理していきます

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シャーシャカ削って平面にします
クリアパーツは大きな傷を避けるために600番からスタート

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600番で平面にして画像の通り

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さらに曇りをとるために1000番→1500番→2000番→3000番と目を細かくしながら磨いていきます

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タイラーとクロスを組み合わせて、さらに磨きます
タイラーはなくてもいいのですが、平面にするのであればあったほうがいいような

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コンパウンド(仕上げ目)を少量付け、磨いていきます
さじ加減はやや曖昧ですが、このくらいの量からスタート

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コンパウンドを使った磨き作業はモールドにたまりやすいので、ちょいちょい掻き出します
つまようじなどプラスチックより柔らかいものがおすすめ

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こちらも確認のために濡れクロスで度々拭いておきます
磨きに使うコンパウンドは削りカス以上に落ちにくいので、水は必須かなと

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忘れちゃいけない側面のパーティングラインも同じように削って磨いて仕上げます

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画像の通り、平面化したうえで元のクリアパーツと同じくらいまで透明にします
(パーツはPGユニコーン製作記「シールド編」より)


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クロスで拭いても取れない溝の削りカスは水洗いで落とします
画像では音波歯ブラシを使用

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使用前使用後
溝の削りカスが見事になくなっています
残った水は乾燥するまで待ちます


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洗浄が終わったら塗装する色(下地)ごとに箱分けします
やすり掛けも含めてこれで塗装前の下準備が完了です

パーツへのやすり掛けは時間の取られる作業で、ついつい雑になってしまいがちです
事前に自分に合ったツールを用意しておけば、楽にきれいに仕上げることができます

気が付いたら用意する物がやたら増えていたんですが…
物が増えると片づけも大変になるので、実際に作業効率が良くなったかはやや疑問です
個人的には歴代で一番きれいにやすり掛けできたので大満足です

PGユニコーン製作記
episode 14
サフ研ぎ



ツールレビューぷち“タミヤ「精密研磨フィルム」”

クリアパーツの表面処理にはこの3000番相当の研磨フィルムも使っています
コンパウンドなしでこの研磨フィルムだけでもクリアパーツを透明に仕上げることが可能です
クロスとコンパウンドを用意して磨くのは少々手間がかかるので、
使い慣れたペーパー型のフィルムはなかなか使い勝手が良いです

タミヤ以外に3Mなどから#3000~#20000までさらに目の細かい研磨フィルムもあるようです
揃えておけばコンパウンドいらずになるかもしれません
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質問、リクエスト募集中!
[ 2015/11/04 00:00 ] 製作記 | TB(0) | CM(4)

258: 通りすがりさん (2015/11/10 15:40)

はじめまして。
最近、グレイズのシールド裏みたいな一段くぼんでいる平面のヒケ処理に四苦八苦している者です。
プラ板であて木を自作しても使い勝手のいいサイズになかなかできなくて……。
最初の画像の左下にある、プラ棒らしきものを斜めにカットしたものが良さそうに見えたので、参考にさせてもらいます~。

259: つくる人 Re: タイトルなし (2015/11/10 19:26)

こちらこそはじめまして!
オルフェンズ盛り上がってますね~、僕も早く作りたい!

紹介できませんでしたが、画像のものは3mmのプラ棒を斜めに切り出したものです。
表面裏面で角度を変えることができるのでなかなか使い勝手が良いです。

表面処理ぐらいのやすり掛けであればスポンジやすりを細切りしたものの力具合がちょうどよくおすすめです。

グレイズ製作がんばってくださいね。

260: 通りすがりさん (2015/11/10 20:31)

そうか、スポンジやすり!
大きさの調整もしやすそうだし、くぼみや突起物に挟まれた平面なんかにも入りやすそうでいいですね!
近々買いに行って試してみようと思います。

お答えいただきありがとうございました!

262: つくる人 Re: タイトルなし (2015/11/11 00:57)

お役に立ったようで何よりです。

やすりの目は、
表面処理には、#320~600(極細目 SUPER FINE)
サフ後の仕上げには、#1200~1500(超極細目 MICRO FINE)
がそれぞれおすすめです。

ホームセンターなんかだとむき出しで置いてあったり、メーカーによってパッケージが違ったりするので、
やすりの目には気を付けてください。

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