ツールレビュー“ぷち”「まとめ」 このエントリーをはてなブックマークに追加

「ツールレビュー“ぷち”」は主に製作記の文末にこそっと紹介していたもので、
訳あって記事にはならないものの、知っておいてほしいツールです
こそっとしたままではもったいないツールも多いので、今回まとめて紹介します

紹介ツールリスト
・タミヤ「薄刃ニッパー」
・タミヤ「タミヤセメント」
・タミヤ「モデラーズナイフPRO」
・タミヤ「デザインナイフ」
・武藤商事「プラリペア」
・汎用品「アルミテープ」
・タミヤ「ヘッドルーペ」
・スジボリ堂「静芯」
・アルテコ「スプレープライマー」
・タミヤ「精密研磨フィルム」

・タミヤ「マスキングテープ」
・タミヤ「デカールバサミ」
・日本製紙「キムワイプ」
・ガイア「サーフェイサー エヴォ」
・CGIクレオス「Mr.サーフェイサー1200」
・CGIクレオス「Mr.カラーラピッドうすめ液」
・CGIクレオス「Mr.サーフェイサー1500」

個別記事化や製作記での紹介で、増えたり減ったりします


改造系

タミヤ「薄刃ニッパー」

ゲートの切り出しにはタミヤの薄刃ニッパー(ゲートカット用)を使っています
安価なニッパーでも後の処理で遜色なく仕上げることは出来ますが、
“パチッ”っとではなく“サクッ”と切れる感じで、ストレスを軽減します
ただし、ゲートカット用でランナー等の太いパーツを切ってしまうと、刃を傷めてしまうので、
太いパーツ用に予備を用意しておくことをお勧めします(100円のもので十分)
普通の薄刃ニッパーなら、一本でどちらにも対応しますが、ゲートに関してはそれなりです

00 仮組み カット4
参考までに、上の部分がゲートを少し残した状態、
下の部分はゲートカット用のニッパーでギリギリに切った状態
ゲートカット用であれば、直接ゲートを切り取ってしまっても問題ないレベルです
00基本製作記「仮組み編」より


タミヤ「タミヤセメント」&「タミヤセメント 流し込みタイプ」

プラセメントは、プラを溶かす溶剤に透明なプラスチック樹脂が溶けているような物です
プラ同士を溶して、樹脂が乾燥することで硬化(溶着)します
この溶着の際の樹脂の盛り上がりを利用して、合わせ目を埋めることができます

流し込みタイプのプラセメントは、上記の塗り合わせタイプから樹脂成分を取り除いた溶剤分100%のものです
硬化が早く、完全乾燥すれば、硬度も接着前のパーツと変わりません
塗り合わせタイプの場合はやや柔らかくなってしまいます
00基本製作記「合わせ目消し編」より


タミヤ「モデラーズナイフPRO」

最近はモデラーズナイフPROも使い始めました
モデラーズナイフPROは、通常のモデラーズナイフより先端が鋭く刃の大きいしっかりした作りになっています
ですが、大振りで鋭い刃というのは慣れるまで結構怖いです(実は今でもちょっと怖いです)
初めて使うナイフは小ぶりな通常のモデラーズナイフをお勧めします
PROを持っていても小ぶりなデザインナイフは使い勝手がいいです

tre_TMmona_p1.jpg
PROには右の3つの刃が付属しています
ちなみに通常のモデラーズナイフにPRO用の刃を取り付けるという荒業も可能です
ですが、持ち手より刃の方が大きくなり、かなり危なっかしいので刃を試す程度にとどめておきましょう
タミヤ「モデラーズナイフ」レビューより


タミヤ「デザインナイフ」

これまた近い商品でデザインナイフも使い始めました
デザインナイフはモデラーズナイフとほぼ同型の刃が一回り小さくなったものが付属します
使用感そのものはレビューしたモデラーズナイフと変わりありません

Tre_TMmona_d1.jpg
デザインナイフ、モデラーズナイフ、モデラーズナイフPROの比較
持ち手部分は同社製品でも細かな違いがあります
また刃が大きくなるにつれてつまみ部分も大きくなるので、刃が届く範囲が変わってきます

Tre_TMmona_d2.jpg
左からデザインナイフ、モデラーズナイフ、モデラーズナイフPROの刃のみの比較
デザインナイフとモデラーズナイフは刃の幅が変わるだけで先端の角度は変わりません
モデラーズナイフPROのみ先端がより鋭くなっています
ちなみに刃の厚みはすべて同じくらいで0.5mmほどです

ナイフは1種類あれば十分ではありますが、あったらあったで3種を使い分けています
やはりあると便利ですね
タミヤ「モデラーズナイフ」レビューより


武藤商事「プラリペア」

プラリペアは粉と液の2種混合タイプの造形補修剤、簡単にいうと溶着の性質をもったパテみたいなものです
詳しくは製品のホームページを見ていただくとして…、使い勝手について
実際に使ってみると、プラや瞬間接着剤よりも硬く、石のような高度になります
またパテのように使うと、思いのほか液が広がり、ポリパテやラッカーのような細かい造形ができません
ですので、プラモデルに使うのであれば一度プラセメントなどで仮止めしてからの補強がメインとなります
型取りして複製するような使い方は未経験ですので割愛させていただきます
アルケー製作「可動追加・足」より
(使い方はMGターンX製作記「保持見直し」の方が詳しいです


汎用品「アルミテープ」

スジボリのガイドやパーツの保護にはキッチンテープなどのアルミテープも使えます
こちらはプラテープ(ダイモテープ)よりノリが残りやすいものの、より薄いという特徴があります
紹介した用途において性能はやや落ちますが、試しに使ってみるのもいいかもしれません
アルミテープを使った曲面へのスジボリはこちらでちょっとだけ紹介しています
DYMO「ダイモテープ」レビューより


スジボリ堂「静芯」
プラモにおいてリューターに求められるのは何よりも精度で、
軸がぶれないことでリューターをろくろのように使った加工ができるようになります
次に求められるのがトルクで、力が強いほど安定した切削が可能になります
“回転数”あくまで目安程度のものです
…っと上記の内容がスジボリ堂の静芯のページに記載されています
つくる人が使っているのもこの「静芯」で、その抜群の精度によりホビー用ルーターとは別次元の使用感を誇ります
他のリューター(ホビー用以外)を使ったことがなく、他の製品と比較したわけではないのですが、
狭い経験の中では間違いなくおススメの逸品です
ホビー用などのコードレスルーターは大雑把な加工、表面処理用ですね
PGユニコーン製作記「バーニア編」より


タミヤ「ヘッドルーペ」
PGUC_s3_b5.jpg
ヘッドルーペは、フリーハンドで小さいものを拡大してみるための道具
画像は1mmプラ棒に0.1mmモールドを追加したもので、ルーペなしでは不可能な加工でした
照明なども影響しますが、パーツがよく見えないと手元がぶれてしまう原因にもなります
“見えない”という自分の限界を超えることができる道具です
PGユニコーン製作記「バックパック・リベット応用編」より


アルテコ「スプレープライマー」

アルテコのスプレープライマーは、WAVEの瞬着硬化スプレーと同じように瞬間接着剤の硬化促進剤で、
瞬間接着剤を塗った部分に、10~20cm距離を取って“シュッ”っと吹いて使います
30秒ほどで瞬間接着剤を硬化させ、スプレー分も乾燥していきます
個人的な感想ですがWAVEの物より臭いがマイルドで、プラを溶かす性質もやや弱いような気がします
大容量なのもあって最近はこちらをよく使っています
製品に「他社製品との組み合わせによるご使用はお避け下さい」と記載されていますが、
WAVEの瞬間接着剤やアロンアルファにも今のところ問題なく使えています
WAVEの「黒い瞬間接着剤」には反応しにくいのか効果が薄い印象です
PGユニコーン製作記「腕・ギミック円滑化編」より


タミヤ「精密研磨フィルム」

クリアパーツの表面処理にはこの3000番相当の研磨フィルムも使っています
コンパウンドなしでこの研磨フィルムだけでもクリアパーツを透明に仕上げることが可能です
クロスとコンパウンドを用意して磨くのは少々手間がかかるので、
使い慣れたペーパー型のフィルムはなかなか使い勝手が良いです

タミヤ以外に3Mなどから#3000~#20000までさらに目の細かい研磨フィルムもあるようです
揃えておけばコンパウンドいらずになるかもしれません


塗装系

タミヤ「マスキングテープ

マスキングテープとは、剥がしたときにノリの残りにくい、剥がすことを前提としたテープです
「マスキングテープの端には微妙な“よれ”があるので、事前にカットして使う方がいい」ともいわれますが
ケース入りのマスキングテープを利用して、きちんと保存していれば特に問題なく使えます
ケース入りのものは使い勝手がよく、様々な場面で使えます(テープのみの詰め替え用もあり)
00基本製作記「マスキング編」より


タミヤ「デカールバサミ」

テープを切るハサミは、フッ素加工されノリの付きにくいタミヤのデカールバサミを使用しています
ハサミとしては割高なんですが、「ノリが付かないことでこれほど使い勝手が良いものか」と感じさせてくれます
“あると便利、ないと不便”の定番アイテムです
00基本製作記「マスキング編」より


日本製紙「キムワイプ」

キムワイプは毛羽立ちや埃の少ないティッシュのようなものです
ティッシュより小さく、一枚の厚みがちょうどいいので、ウォッシングなどの仕上げの拭き取りに使えます
ただし、吸水力(保水力)が低く、一枚当たりもティッシュより割高なので、まともに使うと高コストになります
ですので、大きく、肉厚で保水力のあるキッチンペーパーを併用するようにしています
キッチンペーパーも埃の少ない便利アイテムです
ジンクス製作「ウォッシング編」より


ガイア「サーフェイサー エヴォ」
MGtX_s2_a5.jpg
今回のサーフェイサーにはガイアの「サーフェイサー エヴォ」を使ってみました
ヤスリ掛けしてないプラ面でもへばりつくような食いつきと隠ぺい力があり、
ガイア特有の塗料の濃さもあって3倍以上に薄めても下地を隠すことができます
ただ、独特の臭いのきつさ(個人差もあるかな?)も健在で、
今回のような削り出し作業にはちょっとしんどかったです
他社製品と同時使用して比較したわけではないので、あくまで参考程度に記載しておきます
MGターンX製作記「表面処理」より


CGIクレオス「Mr.サーフェイサー1200」

今回のサフ塗装では「Mr.サーフェイサー1200」を意識して使ってみました
通常のサーフェイサー(サフ1000)と比べて隠ぺい力や食いつきがやや弱い印象はありますが、
粒子が細かい分、薄く細く塗布できるため、今回のように重ねて使うことになっても安心して使うことができました
1000と1200でそれほど大きな違いはないようにも思えますが参考までに
類似品に「Mr.サーフェイサー1500」というものあるのでそちらも要チェックです
(サフ1500はまだ使ったことがありません)
ガーベラテトラ製作記「サフチェック」ガーベラテトラ製作記「サフチェック」より


CGIクレオス「Mr.カラーラピッドうすめ液」

最近、「Mr.カラーラピッドうすめ液」というものを使い始めました
フィニッシャーズのピュアシンナーやガイアのメタリックマスターと同種のもので、乾燥の早い溶剤です
やや誇張表現になりますが、「表面を塗装しているうちに裏面が乾燥する」ほどの乾燥スピード
つや消しコートのコツは「薄く吹き付け重ねていく」ということで、溶剤の乾燥の早さからその基本が楽に実行できます
薄く吹き付けないと効果が出にくいので、使用感には個人差があるかもしれません
乾燥を遅らせるリターダー、レベリングうすめ液と合わせて、持っておくと便利な一品です
ガーベラテトラ製作記「デカール仕上げ」より


クレオス「Mr.サーフェイサー1500」”

今回はサーフェイサー仕上げ(2層目)にクレオスのサフ1500とラピッドうすめ液を組み合わせて使っています
サフ1500は隠ぺい力はそのままに薄く吹くことができるので、とてもきれいな塗面を得ることができます
ただし、粒子が細かく重いためか、エアブラシ内で顔料が沈殿しやすい印象があります
塗料のチェックを怠らず、こまめな“うがい”をしておきましょう
これに乾燥の早いラピットうすめ液と組み合わせることで、さらにふんわり薄ーく塗装できます
埃がついてもすぐに乾いてさっと取れるため、とても快適に塗装できました
ただ、乾燥が早すぎるせいか、粉を吹くことも多いような気がします
仕上げのサフ研ぎで問題なく処理できますが、サフ研ぎが“必要”になってしまうので、
一発で仕上げたいような場合には普通のうすめ液を使ったほうがいいのかもしれません

[参考]ガイアサフとMr.サフの“なんとなく”の違い
本編では“なんとなく”の一言で済ませましたが、実はもうちょっと具体的な差があります
Mr.サフと比べガイアサフは食いつきが良く、Mr.サフより剥がれにくいような気がします
それに対しMr.サフは塗面への延びが良く、ガイアよりが均一な塗膜を張れるような気がします
今回はそういった違いから一層目をガイアサフ、二層目をMr.サフとしています
……とはいえ、「~ような気がする」という言葉を外せない程度の違いです
明確に差が出るほどの違いはないように思えます
「“なんとなく”食いつきの良いガイア」、「“なんとなく”延びの良いMr.」という程度に考えてください

PGユニコーン製作記「サフ研ぎ編」より
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質問、リクエスト募集中!
[ 2015/07/13 00:00 ] ツールレビュー | TB(0) | CM(1)

261: つくる人 追記しました (2015/11/11 00:47)

PGユニコーン製作記「表面処理編」より、タミヤ「精密研磨フィルム」
PGユニコーン製作記「サフ研ぎ編」より、CGIクレオス「Mr.サーフェイサー1500」

をそれぞれ追加しました。

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