HGターンエー製作番外編「水表現と総仕上げ」 このエントリーをはてなブックマークに追加

∀製作番外編、土台製作最終回
今回は川の水と細かい仕上げをしていきます

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MG∀もゲスト出演


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今回の水表現にはタミヤの透明エポキシ樹脂を使います
模型的には「クリスタルレジン」と呼ばれる種類の素材です
キットに計量カップなどはないので、別に紙コップと計測器が必要になります

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まず主剤を注入
混合比は主剤と硬化剤を100:50の割合で、今回は主剤20g、硬化剤10gの計30gで作ります

[参考]レジンの混合比の一考察
説明書には「主剤と硬化剤を100:50の割合で」と記載されています
つまり、誤差1%以下の精度が求められます
しかし、実験してみたところ[主剤4g+硬化剤2g=7g]なんていうわけのわからない混合でもちゃんと硬化しました
硬化後に切ったり削ったりする場合には別ですが、今回のようにただ流し込むだけなら神経質になる必要はないでしょう
硬度が必要な場合には100:50以上の数字(200g+100gとか)で、混合しましょう

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続いて硬化剤を注入
硬化剤をちょっとずつ注いでいき、はかりを30gにします

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計量を終えたところでよく混ぜます
硬化剤と主剤では粘度が違うので、混合した直後では画像のようにまだら模様になります

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撹拌が進んで一定の粘度になると透明になります
この状態を目安にします
なお、この時点での気泡はさほど気にしなくていいです

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砂利の部分に静かに注いでいきます
不用意に流れ込まないように、注入部分はしっかりと囲っておきましょう
今回の場合には額縁と砂利が囲いの役目を果たしています

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波打ち際にも少しかけておきます
盛り上げるほどの粘度はありませんが、かけておけば独特の厚みを持ったつやが出ます

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注入したドライヤーを当てて温めます
樹脂を温めることでプツプツと気泡が抜けていきます

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硬化開始には1時間以上かかるので、ついたホコリなどは今のうちにとっておきます
また、底にへばりついた気泡などもとっておきましょう

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残った樹脂はそのまま硬化の目安に使います

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厚みに偏りがないように、水平な場所に置いて硬化を待ちます
1、2時間ほどで傾けても動かない程度に硬化します
完全硬化には24時間ほどかかります
なお、レジンは熱を加えることで硬化が促進されます
乾燥器に入れ、念のため説明書を使ってほこりよけにしています

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レジンはまさに水を張ったように平面になります
エポキシ樹脂は部分によって硬化のタイミングにムラがあるので、水の流れや波紋を表現するのには向いていません
その代わりに、硬化後はプラスチックの様に固くなります

[参考]「モデリングウォーター」について
今回、水表現をするにあたって、透明エポキシ樹脂とモデリングウォーターを試してみました
左:透明エポキシ樹脂、右:モデリングウォーターの画像
どちらにも水のような透明度があり、モデリングウォーターを使えば適当に遊んでいても水の動きが表現できます
ただし、モデリングウォーターは硬化しても表面がぺたぺたします
そのため硬化後に触って遊んでいたら、表面がくすんでしまいました
今回はモビルスーツが踏み荒らしても大丈夫なように、硬度の面からレジンを選択しました
モデリングウォーターもおすすめのツールではあります(公式動画はこちら


続いて全体の仕上げに入ります
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まずはレジンをこぼしてつやが出てしまった部分、こちらをフォローします

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水で薄めた木工用ボンドを薄く塗り、カラーパウダーを指でつまんでピンポイントにかけていきます

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指で軽く押さえて定着させます
払うように擦っても定着します

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ボンドの塗り過ぎてつやが出てしまった部分も、同じようにフォローすることができます
つや消しスプレーでも消せはしますが、情緒がないのでパウダーを使っています

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いくつか芝の厚みが足りない部分があったので、こちらにはボンドをそのまま塗り、芝を振り掛けていきます

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水で薄めたボンドを流し込んで定着させます
前回よりさらに薄めていて、「ティッシュにスーッと染みこむくらい」が感覚的に丁度いいじゃないでしょうか

芝を薄く広げるには、水で薄めたボンドを塗って芝をまき、指で定着、
厚く盛るには、ボンドを塗って芝をまき、うすめたボンドで定着、と2種類の芝表現をして、
好みの色具合や凹凸を作っていきます


さらにもうちょっと追加、植え込みを作っていきます
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植え込みにはランドスポンジを使います
まずはスポンジに水で薄めたボンドをまぶして、定着させやすくしておきます

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ボンドを塗り、ピンセットなどでスポンジをつまんで置いていきます
スポンジにボンドをまぶしておかなくても、芝と同じようにうすめたボンドで定着することができますが、
不用意に流れ込むのが嫌だったので、こちらの方法を選択しました
逆に先にまぶしておく方法ではピンセットにスポンジがくっつきやすいというデメリットがあります

ランドスポンジは高い植え込みになりやすいので、さらに一段階低い植え込みを作ります
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カラーパウダーに水で薄めたボンドをまぶして、ぼそぼそとまとまった状態にします
素材としては、パウダー<ターフ<スポンジ、と厚みが増していくので、真っ当にいけばターフを使うのですが、
今回はターフが入手できなかったので、力技で厚みを作っています

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スポンジと同じように、ボンドを塗り、ピンセットでつまんで配置していきます

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配置直後は画像のように白っぽい状態になります

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乾燥し、硬化すると画像の通りです
パウダーが硬化して濃くなるのに対し、スポンジはそのままの色なのでちょっと色に差が出てしまいました
とはいえ、これはこれでいいじゃないでしょうか


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こだわるときりがないので、ここで一段落
全体の仕上がりは画像のようになります


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HG∀は分解・製作中なので、MGの∀を配置
スケールは違うはずなんですが思いのほかピッタリです

モビルスーツの配置まで考えたガッツリしたジオラマではありませんが、
ディプレイベースとして雰囲気は十分に出せたんではないでしょうか

ジオラマ作りは何かと難しそうですが、それぞれの作業時間は1,2時間ほどで、
総時間でもガンプラとそう変わりありません
ただ、硬化には半日とか24時間単位で待つことになるので、なかなか根気がいります
“大人の趣味”かもしれませんね

次回、∀製作記
後ハメ加工

「風は止んでも止まらない」


かかる費用も1000円~3000円くらいで、これまたガンプラと変わりません
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[ 2014/06/18 00:00 ] 製作記 | TB(0) | CM(0)

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