ハセガワ「モデリングソー」レビュー このエントリーをはてなブックマークに追加

ツールレビュー、今回はハセガワのモデリングソーセット、モデリングソースクライバーの紹介です
ハセガワのモデリングソーは「エッチングソー」といわれる種類のプラ用のこぎりです
モデリングスクライバーも同類で、こちらはどちらかというと“切る”というよりより“彫る”ための道具です

hasegawa_ms_.jpg
※モデリングソーセット=モデリングソー、モデリングソースクライバー=モデリングスクライバー、
 両方を指す際にはエッチングソーと記載します


仕様

モデリングソーセット、モデリングソースクライバーはエッチング製ののこぎりで、刃の薄さが特徴です
刃の厚みはモデリングソーは0.25mm、モデリングスクライバーはさらに薄く0.15mmほどです

wave_saw_c1.jpgWave「レザーのこ&ガイドボックス」レビューより
参考までに
WAVEレザーのこ0.5mm
タミヤカッターのこ0.35mm
モデリングスクライバー0.15mm
となっています
(個人で測ったものなので、使用条件によって厚みが違うかもしれません)

また、刃の厚みが大きいほどプラを削る(なくなる)部分も大きくなります
感覚としては刃の厚みの倍(レザーのこなら1mm)くらいが削れてしまいます
切り出す際にはそういうロス部分も考慮して、あとで長さを調整した方が無難です

hasegawa_ms_b3.jpg
左からモデリングスクライバー、モデリングソー、タミヤカッターのこで彫った溝(スミイレ済み)
エッチングソーの売りは、その薄さからパーツの消耗を少なく出来ることです


注意点
hasegawa_ms_a2.jpghasegawa_ms_a3.jpg
エッチングソーは「切る」のではなく「削る」道具なので切れ味が落ちることはほとんどありません
ですが、エッチングソーはその薄さから刃が曲がってしまいやすいです
基本的に曲がってしまったら刃を交換します
なお、使えないことはないのでいまだに使っています

hasegawa_ms_a4.jpg
刃が曲がってしまったら、曲がった部分を切り取ることでもうしばらく使えます
安定感がなくなってしまうので、あくまで応急処置です


使用法

切断
arc_s2_a1.jpgarc_s2_a2.jpg
エッチングソーを使えば、小パーツでも安定して切り出すことができます
上のピンはそのまま使える状態で、股関節を分解しています
アルケー製作「可動追加・足」より


gt_s1_a1.jpg
円形のパーツの切断は、パーツを回すように角度を変えながら切るとずれを減らせます
スジボリをそのまま深くしていくようなイメージです

gt_s1_a2.jpgガーベラテトラ製作記「腕部延長」より
断面は画像のようになります
ノコギリの仕様上、断面は荒れてしまうので、ヤスリ掛けが必要になります

パーツと同じように、少量を切り出すことの多いプラ棒の切り出しにも使えます
プラ棒について詳しくはこちら


スジボリ
スサノオ 製作9 拳切断3スサノオ 製作9 拳切断4
モデリングスクライバーを使ってハンドパーツの溝を深くしていきます
スクライバーで彫ったモールドは、だいたい0.1mmのタガネとほぼ同じ幅になります

スサノオ 製作9 拳切断5スサノオ製作「ハンドパーツ精密化」より
彫った溝はこんな感じ
エッチングソーにはタガネやラインチゼルで彫るより直線的な溝を彫りやすいというメリットがあります

スサノオ 製作9 拳切断6スサノオ 製作9 拳切断7
さらに指先は貫通するまで切っていきます

スサノオ 製作9 拳切断8(同スサノオ製作「ハンドパーツ精密化」より
エッチングソーならナイフやタガネでは難しい深く掘る様なスジボリも安定して加工できます

このように既成モールドを彫るのには有効ですが、
刃先がぶれやすいので新規にモールドを作るのにはやや不向きです
モールドのない部分を掘る際には、事前にナイフなどでスジボリしておくと安定して掘ることができます




モデリングソーの紹介でした

エッチングソーは様々な形状のものがセットになっています
ハセガワ以外にもタミヤやコトブキヤ製のものもあり、種類も豊富です
明確に“この形のものはこう使う”という使い方はありませんが、
お近くの模型店で見比べて、自分が使いやすそうなものをお求めください

関連記事


質問、リクエスト募集中!
[ 2014/10/25 00:00 ] ツールレビュー | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿











管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL