楽しい実験「ウレタンクリア・フラットベース添加」 このエントリーをはてなブックマークに追加

楽しい実験第一弾
「ウレタンクリアにMr.カラーフラットベースを10%ずつ添加し、その塗膜を見よう!」
あまり見かけませんがウレタンにもラッカー用のフラットベースを添加できます
トップコート用の塗料として名高いウレタンクリア
そのトップコートの性能を遺憾なく発揮してみましょう!

以前、曹操製作記?「ウレタン仕上げ編」として公開したものですが、
記事の編集方針の変換から分割、再編集したものです

ウレタン 紹介


使用する道具
今回使用するのは「ロックペイント」社のウレタンクリア(マルチトップクリヤーQR)です。
「業務用」ってしっかり書いてあるのがなんとも…(汗
スジボリ堂で取り扱ってる物ですね
他には「精密屋」のウレタンクリアなんかが有名です

今回使用したフラットベースはMr.カラー フラットベース「なめらか・スムース」です
大雑把に説明すると粒子が細かいつや消し材です

下地には特に表面処理などのされていないタミヤ プラバン0.3mmを使用
プラバン自体が影響することは特にないと思いますが一応記載

(※今回の実験は「ロックペイント」の物を使っています。
  他の製品でも同じかどうかはわかりません。
  効果はあくまで私見に基づくものです。また安全性などは保証しかねます。)


ウレタンクリアの性質、使用法についてはこちらをご覧ください(スジボリ堂「ウレタンクリア」レビュー)

実験手順
さーて、
ウレタンクリアのお勉強が終わったところで「楽しい実験」です

表面処理、塗装をしていない0.3mmのプラ板を使用

1.ウレタンクリアにフラットベースを10%ずつ添加し、エアブラシで塗装

2.乾燥後、それぞれフラットベース分0%、10%、20%、30%、40%、50%の状態を黒地に光源を当てて撮影


なお、同じ光量、同じ配置、同じ条件で写真を撮っています

実験結果

ではまずウレタンクリア(フラットベース0%)の塗膜から…
ウレタンクリア
↑ウレタン100%の画像。
さすがウレタン!光源の電極まではっきり反射しています

続いてフラットベース10%添加↓
ウレタンクリア フラット10%
↑フラットベース10%の画像
10%ではあまり変化なく…、やや電極が曇って見えるか?
(指紋拭いときゃよかった…)

続いてフラットベース20%添加↓
ウレタンクリア フラット20%
↑フラットベース20%の画像
電極が見えなくなりました。とはいうものの光源はまだはっきり見えます
10%までは光沢。20%以上だと半光沢のつやですね

続いて30%添加↓
ウレタンクリア フラット30%
↑フラットベース30%の画像
まだ光源ははっきり見えます。やや光が拡散され、光源が大きく見えますね

続いて40%↓
ウレタンクリア フラット40%
↑フラットベース40%の画像
光源はほぼ確認できなくなりました。
30%までを半光沢、40%以降はつや消しという扱いになります

ラストは50%↓
ウレタンクリア フラット50%
↑フラットベース50%の画像
もはや光源があるのかすらわからなくなってきました
これ以降は、もうほぼフラットベースなのでスルーしておきます

この添加量は、溶剤の量によって差が出てくるものの、
他のクリアカラーでも同一の効果があるので参考にしてみてください
※光源や配置は変えていませんが、
 カメラの光自動抽出機能があるのでバックの黒い布地がだんだん明るくなっています。
 わかりにくいですがその点もご一考ください

考察
つや消しとは、よくある例えですが、
「平坦な氷はつやがある様に見えるが、雪原はつやがない様に見える」
という様に、光が乱反射されて、一定方向に届かないことを「つや消し」といいます

フラットベースには細かなガラス片が中に含まれていて、
そのガラス片を顔料に含んで光を乱反射させることでつや消しに見せています
(Mr.カラーの「なめらかスムース」は最もガラス片が細かく、
「あらめラフ」はガラス片が大きい、
「スタンダード」はその中間となっています)
そのため、塗装ムラ、タレなどで一部分に塗料が溜まると、
ガラス片の影響で曇ったり、予期せぬつやが生まれたりします
これを防ぐために「均一な塗膜がはれる」という特徴を持つウレタンは、つや消し塗装にも向いています

さてさて、この“つや”ってやつは模型に於いてリアリティ、情報量を高めるために重要なもので…
「パソコン」なんかでも、画面などは光沢、接続コードのゴムなどはつや消し、
本体のプラなどは半光沢に見えますよね?
模型でも、全てのつやを均一にするのではなく、
そういった素材に合わせたつやを表現すると説得力がぐっと増します


というわけでウレタン実験、再編版でした
整理はしましたが極力、原文のまま残してあります
考察が長いのはそのままですが、情報が整理されて少し見やすくなったと思います

この実験をもとに実践したのが炎鳳製作記「ウレタン仕上げ」です
よろしければどうぞ

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[ 2011/04/12 00:00 ] 楽しい実験シリーズ | TB(0) | CM(0)

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