魔星大将軍製作「ラッカー筆塗り編」 このエントリーをはてなブックマークに追加

魔星製作のおそらくメインといえる部分、筆塗りスタートです
前回のエアブラシ塗装では全体色だけを塗装したので、今回は筆で部分塗装していきます
下地はエアブラシですが、素組みでの部分塗装にも使える筆塗りをテーマに紹介します

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筆塗りの際にはリターダーを10%程度添加した専用の薄め液、それを使って濃度を調整した塗料を用意します
塗装皿の塗料は揮発しやすく、細かく濃度を調整する必要があるので、うすめ液は常に用意しています

下敷きにに使っているのはMr.ブース用のもの
筆塗りのときに使っても塗装皿が不用意に動く事がなく、あるとなかなか便利です

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筆塗り用塗料の薄め具合は「塗料1に対して薄め液1」などといいますが、使用感には個人差があります
エアブラシで試し塗りしたプラ板などに塗ってみて、塗料の隠ぺい力、筆ムラの具合を確かめながら塗ります


では実手順へ
筆塗りの基本は「塗装面に合わせた筆を使って、ひと筆で塗る」ことです

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まずは面相筆(細い筆)を使って、細かい、色の乗りにくい部分を塗装しておきます
具体的には、太い筆では塗るのが難しい色の境目、色を拭き取ってしまう角の頂点を塗っておきます
この時細い筆で塗りながらどの筆を使うかプランを考えていきます

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ついでに面の部分もある程度塗っておきます
このくらいであれば面相筆一本でもいけます
(本来口元は白なのですが、塗っちゃったのでこのまま進めます)

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面相筆で塗った部分がある程度乾いたところで、筆を変えて全体を塗装します
乾燥は完全に乾くまで待つ必要はありませんが、手で触れるくらいまでは待ちます
前の塗装が乾燥する前に塗ると、下地を溶かして色が変わってしまいます

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下地が黒い場合、赤などの原色系の色はなかなか発色しません
そのままでも重ねていけばそれなりに発色しますが、先に下地として明るい色を塗っておきます

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おすすめの下地色はシルバーです
白よりも隠ぺい力が高い割に上塗りした色もきちんと発色します
銀色部分を塗装するついでに、下地としても塗装します

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上塗り後はこんな感じ
塗ってしまった黒地の赤も「これはこれでありかな?」ということで一部採用しています


続いてはちょっと広い面の塗装
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例によって境目と頂点を面相筆で塗装しておきます

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広い面では筆のひと塗りではカバーしきれないことが多々あります
まずは一方向から平行に塗り進めていきます

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1の方向から塗り進めて一度乾燥(30分~1時間ほど)
次に2の方向から重ね乾燥、また1の方向から塗って…、という作業を繰り返します
なかなか根気のいる作業です

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アップで見るとちょっと筆跡がありますが、色は乗りました
こちらは3度ほど塗り重ねています


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今回の筆塗りではマスキングをほとんどしない方針で進めましたが、直線的な部分ではしたほうが楽です
エアブラシよりマスキングの範囲が狭くて楽ちんです


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筆塗りは画像のようにピンポイントのゲートのリタッチでも使います
画像では直接ゴールドを使用してますが、シルバーを塗装してクリアカラーを使うとより目立たなくなります
直接ゴールドを使っても遠目であれば十分に目立たなくなります
(今回は忘れていたので今更フォローしただけでございます)


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今回使用した筆一覧
「面に合わせて」といってもだいたい3,4本あれば事足ります

ここまでの色レシピ(Mr.カラー=Mr.。ガイアカラー=Ga.と略)
Mr.国鉄+Mr.ブラック(1:1)
黒(兜、胸当て)Mr.国鉄+Mr.ブラック(1:1)→Ga.クリアブラック
Mr.レッド
Ga.Exシルバー
Ga.スターブライトゴールド
金(メッキ)クリアオレンジ(Mr.クリアレッド+Mr.クリアイエロー+Ga.蛍光イエロー)
Mr.ベースホワイト1000(2度塗り)
Mr.蛍光グリーン+Mr.グリーン(2:1)


おまけ

最後にちょっとだけおまけ
魔星製作とは直接関係ないので、めんどくさければさっとすっ飛ばしてください

筆の手入れ
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筆が毛羽立ってしまったら、ハサミで根元の部分から切り取ります
引っこ抜いてしまうと他の毛も抜けやすくなってしまうので、邪魔にならないようにしておきます
切り取っていくと筆が細く、保水できなくなってくるので、そうなったら替え時です

ハンドケア?
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ものすごく個人的な話ですが、つくる人は乾燥肌で手荒れ性です
もちろん溶剤でも荒れてしまうんですが、筆塗りなどの指先の感覚が大事な作業では手袋は使いません
そのかわり、溶剤をたくさん使い、手に触れることの多い筆や塗装皿の洗浄の際には手袋を使っています
あくまで体感ですが、洗浄ピンポイントに手袋を使うだけで手荒れは大きく改善されます
画像はポリ手袋、手荒れが心配な方は是非お試しを



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途中で登場した宇折堕(ウォルター)さん
小っちゃい癖に色数の多いBB戦士らしいやつです

筆塗りは基本製作で紹介していましたが、あちらは細かくマスキングしていることもあって細かい部分ばかりです
“部分塗装”といってもシール部分を塗装しようとするとそこそこ広い面の塗装になります
面が大きくなろうとも今回紹介したテクニックの応用で対応できます
細かい部分は基本製作の方が詳しいのでそちらと合わせてご覧ください(基本製作はこちら)

次回はスミ入れ
筆塗りの仕上げにも大事なテクニックです

次回を待て!

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[ 2014/03/20 00:00 ] 製作記 | TB(0) | CM(0)

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